情報通信ビッグバンに備えて
激しい競争の結果、長距離市場で次第にシェアを奪われていたAT&Tは、96年通信法改正以後、全米で地域通信に再び進出する申請を出しています。
結局は失敗しますが、SBCコミュニケーションズに合併交渉を持ちかけたことも、明らかになっています。
米国におけるM&Aの嵐は、96年通信法改正がもたらした事業領域の垣根撤廃が、引き金になっていることは間違いありませんが・・・
地域電話会社同士の合併、地域電話会社とCATV会社の合併、国境を越えた電話会社同士の合併、そして長距離から地域通信、国際通信・・・
さらにインターネットFAXなどのインターネット事業まで垂直に統合されたサービスを提供するための合併と、さまざまな形があります。
いずれも情報通信ビッグバンに備えた動きです。
そのなかで、どの組み合わせが生き残るのか、見通すことは難しい。
だからこそ、各社は大きな博打に打って出たわけです。
日本では巨額な買収金額にばかり注目が集まっていますが、これらの再編で注目すべきは、インターネット事業がどう取り込まれているかです。